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京都府(国内旅行)

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【2024最新】湯豆腐は京都が発祥!京都をこよなく愛する筆者がおすすめのお店7つを紹介!

2023.03.17

京都の冬の味覚である湯豆腐、京都には南禅寺順正をはじめとして、美味しい湯豆腐が食べられる店が数多く店を構えています。お得なランチで食べられる店も多く、観光客が京都観光の一つとして楽しんでいます。今回、京都で特に人気のある美味しい湯豆腐のお店を紹介します!

  1. 京都で美味しい湯豆腐を食べよう
  2. 湯豆腐ってどんな料理?
  3. 湯豆腐の歴史
  4. ランチもおすすめ!湯豆腐の名店を紹介
  5. 京都で湯豆腐ランチ①豆腐の濃厚な旨味とコク【南禅寺順正】
  6. 京都で湯豆腐ランチ②竹林を眺めがら食べる絶品湯豆腐【湯豆腐 嵯峨野】
  7. 京都で湯豆腐ランチ③最も歴史のある湯豆腐屋【奥丹清水】
  8. 京都で湯豆腐ランチ④おかわり自由の湯豆腐も魅力【豆水楼】
  9. 京都で湯豆腐ランチ⑤食後に豆腐のお土産を【とようけ茶屋】
  10. 京都で湯豆腐ランチ⑥祇園で人気の湯豆腐料亭【祇園 うえもり】
  11. 京都で湯豆腐ランチ⑦清水散策後の豆腐ランチ【清水順正おかべ家】
  12. 京都の湯豆腐は奥が深かった!

こんにちは、meshimeshiです!冬の京都の楽しみの一つである湯豆腐は、元々は京都発祥の鍋料理です。


精進料理の一つとして提供された湯豆腐は、今や全国にも広まり人気の鍋料理の一つとなっています。京都には、湯豆腐をランチで食べられるお店も多く、連日大盛況です。

湯豆腐は、京都で発祥したと言われる豆腐を主役にした鍋料理です。鍋


にいっぱいに水を張り、あっさりと昆布のみで出汁をとり、その中に豆腐を入れて温めます。醤油ベースのつけダレに薬味をかけて食べる寒い冬場に人気の豆腐料理です。


つけダレを変えたり、豆腐の種類を変更したり、具材を変更したりすることはありますが、あくまでも主役は豆腐です。

豆腐が日本に伝わったのは、7~8世紀の奈良時代と言われています。その頃の豆腐は、貴族や僧侶などごく一部の人しか食べることが出来ませんでした。室町時代に入ると精進料理の一つとして豆腐が用いられ始めます。湯豆腐が登場したのは京都の南禅寺がはじめとされ、その後茶道の広まりとともに、精進料理が普及し、湯豆腐も市中に広まりました。

京都には湯豆腐の名店と言われるお店が数多く存在します。特に有名なのが、南禅寺順正と奥丹清水です。昔ながらの製法で作られた豆腐を使った湯豆腐は、まさに格別の一言!手間暇かけて作られた美味しい豆腐を使った湯豆腐をランチでも楽しむことが出来ます。嵯峨野やとようけ茶屋、豆水楼などの人気店も美味しい湯豆腐をランチで提供しています。

最初に紹介する南禅寺順は、京都で湯豆腐と言えば真っ先に挙げられるほど有名なお店です。南禅寺順正は、南禅寺の門前にある豆腐・湯葉料理が人気の料亭です。敷地内には国の登録有形文化財である順正書院があり、その美しい庭園を見ながら美味しい湯豆腐が食べられる人気店です。

湯豆腐発祥の店南禅寺名物「湯豆腐」

私が湯豆腐好きになったのも、この店で美味しい湯豆腐を食べてからでした。それまでは、あっさりしすぎてあまり良い印象を持っていなかった湯豆腐ですが、南禅寺順正の湯豆腐を食べてからその考えが変わりました。南禅寺順正の豆腐は、こだわり抜いた厳選素材と、手間暇を惜しまず作るその製造工程、京都の澄んだ水が作り出すまさに芸術品です。

その特選の豆腐を贅沢に用いた湯豆腐は、豆腐と思えないほどの濃厚なコクと旨味、独特の風味を持っています。ほのかに香る柚子の香りが、口の中をさっぱりさせてくれます。ランチには湯豆腐、季節の天ぷら、豆腐田楽、胡麻豆腐、炊き合わせ、香の物、ご飯が付いた花コース3000円がおすすめです。

京都南禅寺ならではの味「おてまえ豆腐」

南禅寺順正の人気のメニューは湯豆腐ですが、もう一つの人気メニューとしておてまえ豆腐があります。普段は湯豆腐を注文する私ですが、一緒に行った連れのおすすめのおてまえ豆腐を注文しました。おてまえ豆腐とは南禅寺順正自慢の旨味の濃い豆乳で、自分で豆腐が作れるという趣向です。

まったく初めてだった私には、お店の人が丁寧に作り方を教えてくれました。豆乳鍋ににがりを打ち、しばらくすると豆乳が固まって豆腐となります。出来立てかつ自分で手掛けた豆腐を食べるのは格別の味わいです。お点前豆腐は湯豆腐、季節の天ぷら、豆腐田楽、胡麻豆腐、炊き合わせ、香の物、ご飯が付いて3000円となっています。

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湯豆腐 嵯峨野は、京都の紅葉の名所である嵐山に店を構える湯豆腐の名店です。昔ながらの数寄屋風の建物で歴史と趣を感じるお店です。静かな竹林に囲まれたお店で回りの喧騒を忘れ、ゆっくりしたい時におすすめです。ただし、紅葉のシーズンにはお店が込むので、ゆっくりと湯豆腐を満喫したいのであればお店に訪れるタイミングを考える必要があります。

京都の湯豆腐嵯峨野は「湯豆腐セット」のみ!

湯豆腐嵯峨野は、夏の時期は冷奴定食やそうめん定食などの定食メニューが3800円で用意されてますが、冬場は湯豆腐定食3800円のみという潔さ!ランチもディナーも変わらず同じメニュー、同じ価格で提供されています。湯豆腐を合わせて豆腐を使った料理などが全部で10品提供されます。

人気の湯豆腐定食は、土鍋の中に昆布と豆腐を入れただけというシンプルな料理で、熱々の豆腐に特製のタレをつけて食べます。プルプルとした柔らかさですが、崩れることはなく、出汁の中で泳いでいました。まろやかでコクと大豆の風味の強い独特の食感の豆腐で、口の中でとろけるように消えていきました。

湯豆腐以外では、京野菜の天ぷら、胡麻の風味がしっかりと香るゴマ豆腐、出汁の味がしっかりと染みた五目がんもどき、しぐれ煮、柚子味噌が添えられた刺身こんにゃく、京漬物、ご飯がついてきます。食事の最後にブルーベリージャムが乗ったデザートの豆乳プリンまでついてお値打ちの定食でした。

眼前に広がる竹林は癒しの空間

湯豆腐 嵯峨野では、お店に入ると店の奥にある別館に案内されます。別館に向かうまでのところに日本の風情を感じる中庭を通ります。別館は京都の料亭らしい趣のある建物で、高級な料亭の雰囲気が出ています。お座敷の窓からは日本庭園と周りに広がる竹林を眺めることができます。落ち着いた雰囲気のお店で都会の喧騒を忘れ、ゆっくりとできるお店です。

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奥丹清水は、京都の湯豆腐のお店の中でも1,2を争うぐらい有名なお店です。奥丹清水は1635年創業の老舗の料亭で創業当時は「奥の丹後屋」という名前で精進料理を中心に提供していました。湯豆腐のお店としては日本で最も歴史のあるお店で、創業当時より変わらぬ伝統の製法で自家製の豆腐を提供しています。

自家製豆腐

奥丹清水の地下には豆腐工房があり、奥丹清水で提供される豆腐はここで作られています。大豆本来の甘みと風味をより強く引き出せる様に、昔ながらの伝統の方法で作られています。豆腐を固めるにがりにもこだわりがあり、天然のにがりを抽出するために専用の部屋まで用意するというこだわりぶりです!

京都奥丹清水のおすすめランチメニュー

奥丹清水のおすすめのランチメニューは、昔どうふ一通り(4000円)です!奥丹清水の味を堪能するには最適なコースで、奥丹清水が昔からこだわっている滋賀県比良地方で無農薬栽培された大豆を、滋賀県比良地方の地下水を用い作られた豆腐を使用しています。昔豆腐は通常湯豆腐で使われる豆腐用も少し固めであるのが特徴です。

奥丹清水のこだわりの豆腐は、コクと風味が通常の豆腐と違います。大豆そのものの深く地味深い味わいが口中に広がります。どこか懐かしさすら感じる豆腐は奥丹清水秘伝のタレと非常によく合います。夏季は湯豆腐の代わりに冷ややっこをメインにした3000円のコースもおすすめです。

昔豆腐一通りは、湯豆腐以外にも木の芽田楽、とろろ汁、胡麻豆腐、天ぷら、ご飯、香の物がついてきます。私は特に木の芽田楽がおすすめで、やや固めの豆腐を串に刺して、しっかりと炙り、柚子風味の味噌が添えられています。少し焦げ目がついた豆腐は香ばしく、味噌の香りが鼻孔をくすぐります。胡麻豆腐もとろろ汁も最高に美味しかったです!

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続いて紹介する湯豆腐の人気店は、豆水楼です!豆水楼は、昔ながらの町屋をお店に改良した昔ながらの京都の情緒あふれるお店です。鴨川沿いに店を構えているので京都で人気のスポットである鴨川を眺めながら美味しい湯豆腐が食べられるお店です。湯豆腐を含めた豪華なお食事が食べられるお店で、地元の人にも人気があります。

京都豆水楼ランチは「町家膳」がおすすめ!

私がお勧めする豆水楼のランチメニューは、町屋善(3234円)です!豆水楼の人気メニューが手ごろな価格で食べられるコースで、ランチ限定のメニューとなっています。こだわり抜いた豆腐を使った前菜や、おぼろ豆腐、蒸し物、揚げ物、ご飯、香の物、デザートまで付いています。豆水楼では湯豆腐のことをおぼろ豆腐と呼んでいます。

最初にお店に行ったときにびっくりしたのは、湯豆腐は鍋で提供されるものだと思っていたのですが、豆水楼では木桶に入って提供されました。お店の自慢のおぼろ豆腐は国産の大豆を100%と国産のにがりを使った風味が豊かな豆腐です。大豆の甘みと豊かなコク、香りが濃厚な豆腐は熱を加えると風味がぐんと高まります。

ランチの町家膳では出来ないですが、他のコースを頼むとなんとおぼろ豆腐のお変わりが出来ます。こちらからお変わりと言わなくても店員さんが察してくれるので助かります。町屋膳では、おぼろ豆腐の他にも田楽や豆腐の蒸し物など、豆腐尽くしのコースを楽しめます。どれも美味しくてボリュームもあるので、お腹もしっかりと満足できました。

夏は京都の風物詩川床も体験できる!

豆水楼では、5月と9月の期間限定で川床も体験することができます。鴨川を間近で眺めながら、屋外の座敷で美味しい豆腐を堪能できます。ビールを片手に美味しい豆腐と素敵な仲間と食べる豆腐は何倍も美味しく感じてしまいます。飲み物も充実しているので、川床でのお食事をゆっくりと満喫することができます。

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とようけ茶屋は、平成4年創業と比較的新しい豆腐料理専門店です。母体であるとうようけ屋山本は、北野天満宮前に明治30年創業した豆腐屋です。修学旅行に訪れる学生が、とうようけ屋山本の豆腐を店内で食べたいと言う声が多く、美味しい豆腐を湯豆腐で食べてもらおうと開店したのが、とようけ茶屋です。

とようけ茶屋は今や人気の絶えない人気店となり、連日大勢の人がお店に訪れています。特に受験シーズンになると北野天満宮に参った帰りに訪れる人も多く、大混雑となっています。私が訪れた日は、シーズンから離れた平日のランチだったのですが、それでもお店の前には長い列ができていました。

京都の名店とようけ茶屋で行列のできるランチ【湯豆腐膳】

行列の絶えないとようけ茶屋で特に人気のランチメニューは、湯豆腐膳です(1250円)!京都の冬の風物詩である湯豆腐をリーズナブルに食べれるとして多くの人が注文しています。湯豆腐膳を注文すると、土鍋に入った熱々の湯豆腐とひろうす、豆腐を使った小鉢、京野菜のお惣菜、ご飯、香の物などがついてきます。


ふわっと柔らかく大豆のコクと旨味を感じる豆腐は、タレと薬味をつけなくても食べれるくらいに濃厚な味わいです。豆腐本来の味を活かすために出汁も昆布のみでさっと味付けをしています。ひろうすは、しっかりと味付けがされており、中に入った銀杏や百合根など具だくさんです。

湯豆腐以外のおすすめランチ

とようけ茶屋のランチの定番は湯豆腐膳ですが、湯豆腐膳以外にもお勧めでリーズナブルなランチメニューがあります。とようけ丼(800円)がその一つで、角切りの豆腐、刻み油揚げの甘煮、椎茸、九条ねぎを甘辛く煮込み、美味しい出汁と一緒に豪快にご飯の上に乗せてあります。豆腐や具材の旨味が見事に調和した丼です。

店頭のおすすめ豆腐をお土産に!

とようけ茶屋の店頭には、とようけ屋山本の美味しい豆腐や油揚げ、湯葉、ひろうすなどが販売されています。人気店にも関わらず一つ一つがリーズナブルで、お買い得です。観光客だけでなく地元の人もよく訪れるお店で、特にとろけるようなの口当たりの絹ごし豆腐や、具材がたっぷり入ったひろうすは大人気です。

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祇園うえもりは、元々嵐山で人気の料亭うえもりが嵐山に場所を移して営業を開始しました。京都らしい町屋造りの建物で、お店の中も上品で落ち着いた雰囲気です。気楽に楽しめるテーブル席や、ゆっくりとくつろげる個室、大人数でも対応できるお座敷まで用意されています。メニューは会席料理が中心であるため、お店に行く前には予約が必要です。

祇園うえもりのこだわりの豆腐

祇園うえもりでは、江戸時代より続く嵐山嵯峨豆腐の名店である「森嘉」より豆腐を仕入れています。かの文豪である川端康成や司馬遼太郎もその作品で取り上げたほど有名な豆腐で、とろけるような柔らかい食感と、大豆のコクと旨味を存分に味わえる香り高い豆腐を使用しています。

京都の会席ランチで湯豆腐を堪能

祇園 うえもりで湯豆腐を食べるなら「湯豆腐と湯葉の会席」(4000円)がおすすめです。ランチには同じ内容で3500円と少しリーズナブルとなります。湯豆腐と湯葉の会席には、メインの湯豆腐をはじめ、祇園 うえもりの名物である湯葉をお造りやあんかけなどの料理でいただけます。旬の魚の刺身や天ぷら、京野菜の焚き合わせ、ご飯、香の物などがついてきます。

メインの湯豆腐は、木桶に豆腐と水菜、湯葉などが入っています。ぷるぷるとした柔らかい食感ですが、お箸でつかんでも壊れないくらい弾力もあります。特製の出汁と京都千鳥酢、特製醤油などで作り上げたポン酢は香り高く、豆腐の旨味を引き立てています。薬味の九条ネギやクコの実もよりよく豆腐を引き立ててくれます。

詳細情報

最後に紹介する筆者のおすすめ京都の湯豆腐の人気店は、清水順正おかべ家です!修学旅行生や外国人観光客に人気の清水寺参道沿いを少し入ったところにある京町屋風のお店で、清水寺を参拝した帰りに気軽に寄れるお店として人気があります。バリアフリーせっっ系となっているので、お年寄りや子供、障害を持った方も安心してランチやお食事を楽しめます。

おかべ家豆腐製造所

清水順正おかべ家は店内におかべ家豆腐製造所という豆腐製作所を有しており、清水順正おかべ家で使用されている豆腐は、全て自家製となっています。清水順正おかべ家は、厳選された北海道産の大豆と国産の大豆をブレンドし、単一の大豆だけでは作ることはできない独特のコクと風味を有した豆腐となっています。

お店で2番人気の湯葉も自家製で作っており、湯葉には北海道産の大豆と九州産の大豆をブレンドしています。それぞれの料理に合わせて配合する大豆の種類や配合比率を変えるというこだわりを持っており、清水順正おかべ家で豆腐料理を食べるときには、様々な種類の豆腐を食べることができます。

京都の老舗で食べる絶品湯豆腐ランチ

清水順正おかべ家で私のおすすめのランチは、湯豆腐藤2200円です。メインの湯豆腐の他、炊き合わせ、胡麻どうふ、とうふ田楽、野菜の天ぷら、御飯・香の物がついてきます。湯豆腐は口に入れる前から大豆のよい香りが漂ってきます。昆布でとった出汁はあっさりとして豆腐の甘みをよく引き出しています。

豆腐はふわふわと柔らかいですが、弾力もしっかりあるので崩れません。豆腐自体の甘みと、ほのかな苦み、旨味とコクが口中に広がります。私がこのコースで湯豆腐以外で特に気にいったのが胡麻豆腐で、胡麻の風味がしっかりと香り胡麻の風味が口中に広がります。固さもちょうどよく、ぜひ体験してもらいたい料理です!

京都の町並みを一望できる

清水順正おかべ家は、坂を上がったところにあるので、窓から京都の町並みを一望することが出来ます。特に秋になると眼下に美しい紅葉が広がるので、湯豆腐を楽しみながら京都の秋を特等席で楽しめるという京都の思い出にぴったりのお店です。

詳細情報

京都は湯豆腐発祥の地として、昔から冬になると多くの観光客が京都の湯豆腐を楽しみに訪れています。今回、京都で南禅寺をはじめ特におすすめの湯豆腐の美味しいお店を紹介しましたが、京都にはまだまだ美味しい湯豆腐のお店が沢山あります。ぜひ、京都に訪れた際には美味しい湯豆腐を堪能してくださいね!