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ハワイ初!ホノルルに電車開通で便利に!実際の車内や料金・路線を紹介!

2022.02.17

ハワイ・オアフ島の渋滞を緩和するために計画されているハワイ初の電車「ホノルル・レール・トランジット」は、開通すると言いながらなかなか実行されていません。そんな中、いよいよ開通の目処が!一般公開されたので、その様子を取材してきました!また、今現在わかっている詳細もご紹介します。

  1. ハワイ初の電車「ホノルル・レール・トランジット」って?
  2. みんなに知ってもらうため一日だけの一般公開!
  3. ハワイの電車Q&A①いつ開通するの?
  4. ハワイの電車Q&A②運賃は?
  5. ハワイの電車Q&A③どこを通るの?路線図
  6. ハワイの電車Q&A④どんな車両?
  7. ハワイの電車Q&A⑤電車の中はハワイらしさがいっぱい!
  8. ハワイの電車Q&A⑥どんな駅?
  9. ハワイの電車Q&A⑦駅からの交通手段は?
  10. ハワイの電車Q&A⑧旅行者も投資しているって知ってた?
  11. ハワイの電車Q&A⑨実はロコから批判が出ていた?
  12. 電車開通でハワイの移動スタイルが変わる!
ホノルルレールトランジット一般公開

アロハ〜!気ままなアメリカ在住ライターのbunnyです。

狭いホノルルにはたくさんの人が住んでいて、朝夕の通勤時前後にはかなりひどり渋滞が起こります。

ハワイでちょっと遠出のツアーなどを利用した人ならば知っていると思いますが、ちょっとの距離でもすごく時間がかかってしまうんですよね。

ホノルルでのロコの移動には一般的に車かバスを使っています。

でも、渋滞のせいでバスの時間はあてにならず、朝9時出勤の人が朝6時に家を出ると言う話もよく聞きます。

そんなあてにならないバスを使うのが嫌で、みんな車を利用するからますます渋滞が増えると言う悪循環も!

ホノルルレールトランジット

そこで!

HART(Honolulu Authority for Rapid Transportation)=ホノルル高速交通公社がホノルル・レール・トランジット(Honolulu Rail Transit)と言う電車を建設しています。

このホノルル・レール・トランジット(Honolulu Rail Transit)ができることによって渋滞が緩和されると言われています。

日立が作ったハワイの電車

ちなみに日本語ではレールと言いますが、英語ではレイルと発音する方が通じやすいですよ。また、オアフ島、ハワイ島、マウイ島には観光用の電車が走っていますが、実際の生活で使える電車は、今回のホノルル・レール・トランジットが初めてとなります。

Home

Official site for Honolulu Rail Transit(英語)

リーワード・コミュニティ・カレッジ

今現在、ホノルル空港あたりまでできている線路。先日、今までにできた線路と駅でお披露目(一般公開)があったので行って来ました。

場所は、パールシティの西側、リーワード・コミュニティ・カレッジ・ステーションのHALAULANI駅です。

ホノルルレールトランジットの駅

場所的にも来ていた人はロコがほとんどで、みんな興味津々にどんなものなのか、楽しみにやってきました。

一般公開では、TheBusでも共通で使えるプリペイドカード「HOLO」の紹介と登録、電車の中や駅の中の公開などがあり、なかなか充実したものでしたよ。

ホロカード登録のイベント

ホロカードの登録をするのに時間がかかるので、待っている人を飽きさせないようにラジオ局がブースを構えて、クイズやゲーム、音楽などでみんなを楽しませてくれました。

駅や電車を見るのに行列はなく、スムースに見学することができましたよ。

ハワイ電車工事中

2005年に電車を作ることを決定し、2012年に建設が承認され、2014年から着工されました。

当初2017年にはイーストカポレイからアロハスタジアムまでが開通する予定で、2021年には全線開通予定でした。

日立のノベルティ

ハワイアンタイムは有名で、どんな工事もほぼ予定通りにいったことはないのを知っているロコたちの反応は、「まぁ、そんなもんだろう・・・」って感じでのんびり構えています。

「本当にできるの?」と言う感じだったのが、いよいよ2020年10月には開通する見込みができたので、本格的に夢が実現と言う感じです。

自転車ラック

莫大な資金がかかっている大掛かりな工事の電車なので、乗車運賃もそれなりに高いのでは?と思われていますが、実際の料金はいくらくらいになるのでしょうか?

料金

ホノルル・レール・トランジットはTheBusと同じ料金で、一律大人$2.75(約300円)、子供$1.25(約140円)となる予定です。

HOLOカードで支払いも簡単

ハワイのホロカード

HOLO(ホロ)カードは、ハワイのTheBus、ハンディバン、それからホノルル・レール・トランジットに共通で使える電子カードで、日本で言うSuicaのようなものです。

プリペイド方式で、ネットで登録し、自動入金なども可能です。

子供とシニアには写真付きの登録が必要で、一般の人はそのまま使えます。

ハワイの電車券売機

購入&チャージ場所は、シティホール、フードランド、タイムズスーパーマーケット、セブンイレブンなどで、カード1枚2ドル(約230円)で購入できます。

クレジットカードでのチャージは、ネットでも可能。

ホノルル・レール・トランジットが開通したら、券売機でもチャージできます。

ちなみに今回の一般公開では、無料で配布していました。

バスに乗る際にはお釣りがでないので、このホロカードでタッチ&ゴーの支払いはとっても早くて便利です。ホロカードをタッチするとシャカマークが出て、ALOHA MAI(ようこそ)と言う文字が出ます。ハワイらしくてかわいいですよね。

料金が足りない時にはXマークが出るので、その際には現金で支払います。

有効期限がないので、ハワイへのリピーターの方は、一枚持っていると便利ですよ。

Home

holo card(英語)

ハワイの電車路線図

ホノルル・レール・トランジットは、オアフ島の西側カポレイとアラモアナセンターを結ぶ32kmの電車で、所要時間は約40分の予定です。

ハワイの電車の駅

21の駅が設置される予定です。

2020年開通予定

ホノルル・レール・トランジット

2020年の10月には、オアフ島の西側イーストカポレイからアロハスタジアムまでの間が開通する予定です。この区間は、あまり観光客には利用がない区間かもしれませんが、アロハスタジアムのスワップミートなどに行く際には、電車でカポレイまで行ってみることができるので、楽しみが増えますよね。

2025年開通予定

ハワイの電車エレベーター

アラモアナセンターまでの全線開通は2025年と言われていますが、未だに資材調達などの着工準備段階で、予定は未定となる感じです。

アロハスタジアムからアラモアナセンターまで全線が開通したら、空港からアラモアナセンターまでは16分で行けるようになります。

2鉄路の電車

計画当初はみんなモノレールと言っていましたが、モノ(1­本)の線ではなく2本の鉄路なので、電車です。

ホノルル・レール・トランジットは全線高架になります。

モアナルアガーデンの維持に多大な貢献をしている日立がホノルル・レール・トランジットの製作をしています。日立製作所は、運行管理や保守業務も委託されていて、日本人としては誇りに思えますよね!

ホノルルレールトランジットの先頭車両

車両は4両編成で、最高速度は時速55マイル(約88km)。1編成には800人が乗車できる大きさで、これは路線バス10台分に相当します。

自動運転で、車両の先頭には運転手さんはいません。

もちろんエアコン設備で、無料Wi-Fiも完備される予定だそうです。

ホームドアのある電車

電車は、朝4時台から深夜まで運行される予定で、ピーク時には5分毎、それ以外でも10分毎に運行される予定です。

電車の乗り場には開閉式のフェンスがあり安全もしっかりと考えられています。

ハワイの電車車内

とてもきれいな車内には、固定された椅子と引き出して座れる椅子がついているので、混雑時にも対応できるようになっています。

ハワイの電車のサーフボードラック

また、とってもハワイらしい工夫には、(日本で言う)網棚にサーフボードラックがあるので、電車でサーフィンに行くことも可能です。

TheBusとの大きな違いはここ!

ベビーカーとクーラーも持ち込めるハワイの電車

今現在唯一の公共交通であるTheBusには、膝の上に乗らないほどの大きな荷物を持ち込むことはできません。だから、空港からTheBusでスーツケースを載せることはできないのですが、ホノルル・レール・トランジットでは、スーツケースはもちろん、大きなクーラーボックスやベビーカー、車椅子の他に自転車やサーフボードも乗せられます。

スーツケースも持ち込めるハワイの電車

これはTheBusとは大きな違いで、かなり便利になりますよね!

ホノルルの電車の駅

今回一般公開された駅は、トンネルのような感じになっていて、エレベーターと階段で高架の駅まで行くことができます。また、いずれの駅にもトレイとホームのドア(線路に落ちないように)が設置される予定だそうです。

ハワイの駅

駅ができて便利にはなるけれど、その駅からの交通手段がなければ意味がないですよね。でも、いろんな移動手段が予定されているので、ご紹介します。

Kiss & Ride

kiss & ride

ハワイでは、指定された場所以外の車の乗り降りが禁止されている場所も多くあります。

ホノルル・レール・トランジットの駅では、見送りや迎えに来た人がちょっとだけ停められる場所、一時的な駐車スペースを作る予定だそうです。

Park & Ride

park & ride

パーク&ライドは、車を駅に駐車して電車を利用できるシステムですが、全ての駅に設置されるわけではないようで、今のところ、イーストカポレイ、ハワイ大学ウエストオアフ、パールハイランド、アロハスタジアムなどの駅に設置される予定だそうです。

自転車

ほとんどの駅で自転車置き場で整備されるそうなので、駅からの交通手段としては、とても便利です。

TheBus

TheBus

バスとのコネクションも考慮されているようで、駅から主要場所に行く路線などもこれから出てくる予定だそうです。

ワイキキのホテル

実は、このホノルル・レール・トランジットの資金には観光客も一役かっているんです。

と言うのは、住民の負担を増やすことなく工事を進めて行くために、観光客が負担しているホテル宿泊税の一部も財源に加えられています。

空港からアラモアナセンターまで開通すれば、旅行客にも安くて早い交通手段として便利になること間違いなしです。

ハワイの電車車内

ホノルル・レール・トランジットを開通に向けて、ハワイ住民から批判も出ていました。

と言うのも、費用がかかりすぎる!当初30億〜40億ドルと言われていた予算が、工事が遅れることもあり80億ドルを超えるとも言われています。沿線住民の一人当たりの負担額が世界でももっとも高額な電車と言われています。

全線高架を走ることによって、美しいハワイの景観が悪くなると批判している人もいます。

また、車社会が根付いているハワイでは、電車に乗ったことがない人も多く、「車の方が便利だし、電車ができても使わない!」と言っている人もいるようです。

ハワイの電車の駅の中

実は私も最初はこんな狭い島に莫大な金額をかけて電車なんているの?なんて思っていましたが、実際に一般公開をみて完全に考えが変わりました!利用料金もバスと同じで、時間通りに到着するならばぜひ使ってみたい!と、開通するのが待ちきれません!

ハワイの電車一般公開

ホノルル・レール・トランジットが開通すれば、ロコのライフスタイルが変わることはもちろん、旅行者にとってもとても便利な移動手段となります。今までは移動に時間がかかっていたけれど、これからはスケジュール通りに動けるのもよいですよね。

もっとハワイでの移動範囲が広がり、今まで気軽に行けなかったところにも行けるようになるので、全線開通が待ちきれないのはロコだけではなく旅行者も同じだと思います。

これからハワイに来られる方は、ホノルル・レール・トランジットでの移動も計画に入れてみませんか?

(表示した金額は、2020年2月のもので、$1=112円ほどでおおまかに計算しています。ご利用になられる時には確認してください。)

ホノルル・レール・トランジットができるまでは便利な移動にUBERもいいですよ!

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「本音でアメリカ暮らし」よかったら観てみてくださいませ。