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【最新】琵琶湖のサイクリングおすすめコース&スポット10選!レンタサイクルで巡る比叡山坂本が美しい!

2023.03.17

門前町坂本の見どころといえば、日吉大社参道の里坊と穴太衆積の石垣!そんな歴史ある街をレンタサイクルでまわってみませんか?琵琶湖一周のサイクリングはきつくても、坂本から琵琶湖沿岸までならサイクリング初心者でも大丈夫!今話題の明智光秀ゆかりのスポットも紹介します。

この記事に登場する専門家

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歴女ブロガー

しずか

浜松在住。趣味は、大河ドラマゆかりの地や神社仏閣を巡ること。京都や滋賀をはじめ、関西によく出没しています。旅先では、ご当地グルメや地酒の美味しいお店を見つけることも楽しみのひとつとしています。

  1. 比叡山坂本ってどんなところ?
  2. 琵琶湖サイクリング①旅の始まりは「坂本観光案内所」
  3. 琵琶湖サイクリング②日吉大社参道の二ノ鳥居から続く「穴太衆積みの石垣と里坊」
  4. 琵琶湖サイクリング③元里坊の「旧竹林院」
  5. 琵琶湖サイクリング④明智家の菩提寺「西教寺」
  6. 琵琶湖サイクリング⑤「日吉大社」
  7. 琵琶湖サイクリング⑥坂本名物「本家鶴喜そば」
  8. 琵琶湖サイクリング⑦延暦寺の本坊「滋賀院門跡」
  9. 琵琶湖サイクリング⑧明智光秀の陣太鼓が伝わる「盛安寺」
  10. 琵琶湖サイクリング⑨近江八景の地に建つ唐崎神社の「唐崎の松」
  11. 琵琶湖サイクリング⑩明智光秀の像がある「坂本城跡公園」
  12. レンタサイクルでまわるモデルコース
  13. 筆者のブログはこちら!
  14. 筆者の書いた記事はこちら!

こんにちは!

歴史ブロガーのしずかです。


今回は、大津市の比叡山の東麓に広がる坂本の歴史ある名勝から琵琶湖沿岸の風光明媚な観光スポットまで、私が実際に自転車で走ったコースをご紹介します。

坂本観光案内所

レンタサイクルはこちらで!

京阪電車坂本駅から日吉大社方面に向かい、徒歩数分のところに、坂本観光案内所があります。

レンタサイクルを扱っていますので、こちらで自転車を借りましょう。

電動アシスト付自転車 1時間250円 1日(4時間以上)1,000円


坂本の街は、アップダウンがあるので、電動アシストがお奨めです。

坂本観光に便利なマップや資料も取り揃えてありますので、こちらでいただきましょう。

日吉大社二ノ鳥居

坂本観光案内所から日吉大社方面に向かいます。すぐに二ノ鳥居が見えてきますので、鳥居をくぐって走りましょう。

日吉大社参道

しばらくゆるやかな上り坂が続きますが、電動アシストのレンタサイクルなら楽に進めますよ!


春には、しだれ桜が参道を彩ります。

里坊の街並み

里坊の恵光院

日吉大社の参道の左右には、延暦寺の50余りの里坊が並んでいます。

里坊とは、比叡山で修業を積んだ僧侶たちの隠居所です。


上の画像の恵光院には美しい庭園がありますが、道路からの鑑賞となります。


現在の里坊の街並みは、織田信長の比叡山焼き討ち以降のもので、江戸時代になって復興されました。


普段は非公開とされている里坊が、特別公開される期間がありますので、事前にチェックしておくことをお勧めします。


穴太衆積みの美しい石垣

穴太衆積みの石垣

里坊や、寺社、古い民家の石塀には、加工しない自然なままの石を積み上げた穴太衆積みの石垣が見られます。


特に、日吉大社の参道に並ぶ里坊には、美しい穴太衆積みの石垣が続いています。

この石垣にも注目しながら走ってみましょう。

旧竹林院

恵光院を過ぎると、日吉大社の赤い鳥居の前に旧竹林院があります。

こちらは見学できますので、自転車を止めてみましょう。


旧竹林院は、里坊のひとつで、延暦寺の中でも格式の高い寺院でした。


主屋の南西には、八王子山を借景としていた3300㎡の庭園が広がり、国指定の名勝となっています。

旧竹林院

大宮川の清流を取り入れた曲水がめぐらされています。

旧竹林院

天正年間に建てられた2棟の茶室と四阿(あずまや)があります。

旧竹林院

春には見事なしだれ桜が園内を彩ります。


山の辺の道

旧竹林院から西教寺を目指します。


日吉大社の二宮橋を通り、「山の辺の道」を通っていきます。

この裏道の方が、車の往来が少ないので、自転車で走るには安全です。

千体地蔵

山の辺の道を進むと、千体地蔵の前を通りかかります。

桜と琵琶湖

もうすぐ西教寺というところで、琵琶湖の方を振り返ると、このように桜越しの琵琶湖を望むことができます。

西教寺

旧竹林院から西教寺に到着。


西教寺は、天台真盛宗の総本山で、寺伝では、聖徳太子によって創建されたとされています。

西教寺総門

総門は、坂本城城門を移築したものといわれています。

西教寺本堂

総欅入母屋造で、江戸時代 元文4年(1739)に上棟落成しました。用材は紀州徳川家からの寄進、ご本尊は、重要文化財の丈六の阿弥陀如来が安置されています。

西教寺客殿

客殿は、伏見城の遺構を移したもので、客殿内の襖絵には、狩野派の絵が描かれています。

西教寺庭園

小堀遠州作と伝わる客殿庭園。

西教寺の明智一族の墓

織田信長による延暦寺焼き討ちで焼失した後、坂本城の城主となった明智光秀が西教寺の檀徒となり、寺の復興に尽力したことから、境内には、光秀の供養塔、妻・熙子をはじめ、明智一族の墓もあります。

西教寺

境内からは琵琶湖も見渡せます。


西教寺までの道のりは、アップダウンが激しいところもありますが、電動アシストのレンタサイクルなら大丈夫ですよ。

山辺の道

西教寺から山辺の道を戻り、日吉大社へ。

日吉大社鳥居

自転車は、日吉大社の駐車場に停めて、徒歩で見学します。


日吉大社は、全国に約2,000社ある日吉・日枝・山王神社の総本社で、400,000m²もの広い境内は、西本宮と東本宮のエリアに分かれています。


今回は西本宮からまわっていきます。

大宮橋

大宮川にかかる大宮橋は、走井橋、二宮橋とともに、日吉三橋と呼ばれています。

山王鳥居

大宮橋を渡ると、山王鳥居という独特な形の鳥居が見えてきます。


鳥居上部に合掌の形を 表す束があり、「合掌鳥居」とも呼ばれ、神仏習合の信仰を伝えています。

神猿

猿は神の使いとされ、神猿(まさる)と呼ばれています。

神猿

「魔が去る」「何よりも勝る」という縁起のよいものとされてきたそうです。

西本宮楼門

東本宮楼門よりも少し豪華に造られているそうです。

猿の木像

軒下の四隅を見てください!

お猿の木像が、屋根を支えながら見張りをしています。

東本宮楼門

楼門をくぐると、正面突き当りの建物が、東本宮拝殿で、その奥に東本宮本殿があります。

東本宮

向って左側は、日吉大社摂社「樹下神社本殿」で、向って右側は「樹下神社拝殿」です。

東本宮本殿

現在の社殿は、1595年の造営で、西本宮本殿と同様、日吉造です。

ご祭神は大山咋神(オオヤマクイノカミ)。

二宮橋

二宮橋でゴール!

西本宮から東本宮まわりで、歩いて約30分でした。


再び自転車に乗り、参道まで戻りましょう。

本家鶴喜そば

日吉大社の参拝を終えたところで、ちょうどお昼になりました。

参道を下ってランチタイムといたしましょう。


坂本門前町には、江戸時代から続く老舗などの名店が集まっています。


その中の「本家鶴喜そば」は、享保初年に当代鶴屋喜八が坂本の里に蕎麦屋を開店し、創業300年以上も続いている人気店です。


歴史ある建物にも注目です。

鶴喜そば

暑い日でしたので、冷たいえび天おろしそばを注文。

天ぷらはサクサク、大根おろしが効いているので、さっぱりとした味わいです。

のど越しのいい麺が、ツルツルっと喉を通っていきました。


売切れ次第 閉店となるそうなので、お早めに!

滋賀院門跡

ランチを終えたら、鶴喜びそばからほど近い滋賀院門跡へ。


元和元年(1615年)天台宗の僧・天海が、後陽成天皇から京都法勝寺の建物を下賜されてこの地に建立した寺です。


明暦元年(1655年)には後水尾天皇から滋賀院の名と寺領千石が下賜されました。

滋賀院門跡

滋賀院門跡は、江戸時代末まで天台座主となった皇族代々の居所であったため、高い格式を誇り、一際高い穴太積みの石垣と白壁に囲まれているのが特徴です。

滋賀院門跡

約2万平方メートルの広大な境内に、内仏殿・宸殿・書院・庫裏・土蔵などが立ち並んでいます。

滋賀院門跡

江戸時代初期の作庭とされる宸殿の西側に造られた庭園は、名勝庭園として知られています。


滋賀院門跡から盛安寺を目指します。

坂本大観音

途中で、坂本大観音の前を通り過ぎます。

これはノーチェックだったので、大きな観音様にびっくり!


ここから自転車で5分ほどで、盛安寺に着きます。

盛安寺

穴太(あのう)駅から徒歩5分ほどのところに位置する盛安寺

盛安寺

穴太という地は、古くから穴太衆を輩出した土地として知られており、この盛安寺にも見事な石垣が見られます。

盛安寺の本堂

本堂は、江戸時代初期に建てられたもので、大津市指定有形文化財となっています。

 

本堂の隣にある客殿は、伏見桃山城の遺材で建てられたといわれ、長谷川派の極彩色障壁画が飾られているそうです。


盛安寺は、普段は非公開で、拝観には事前予約が必要です。


残念ながら、この日は何時ごろにここに着けるかわからなかったため、予約ができず、拝観はできませんでした。

明智光秀の陣太鼓

太鼓楼の二階に釣られているのが、坂本城主だった明智光秀から贈られたという陣太鼓です。

 

こちらは自由に見学できます。

明智光秀の供養塔

光秀の祈願寺であったことから、境内には「明智光秀の供養塔」があります。

十一面観音像の収蔵庫

境内から道を隔てた南側に収蔵庫があり、こちらに井上靖の「星と祭」に登場する十一面観音像が安置されているそうです。


駐車場はありますが、周辺の道が狭いので、レンタサイクルでまわる方が良いと思います。

琵琶湖の風を受けながら、湖岸をサイクリング!

唐崎の松

次は、盛安寺から唐崎神社まで、風光明媚な琵琶湖西岸をサイクリングしてみましょう!


湖岸の松並木を眺めながら、自転車で約10分で唐崎神社に到着。

唐崎神社
唐崎神社

唐崎神社は、日吉大社の摂社の一つです。

唐崎の松

境内には、宇志丸宿禰が植えたのに始まるとされる「唐崎の松」があります。

 

境内から琵琶湖を背景に唐崎の松を描いた歌川広重の「唐崎の夜雨」で有名で、近江八景のひとつに選ばれています。

 

初代の松は、天正9年(1581年)に大風で倒れ、2代目も1921年(大正10年)に枯れ、現在のものは3代目です。

唐崎の松
唐崎神社

松尾芭蕉も「辛崎の松は花より朧にて」という句を残しています。


金沢の「兼六園」にある唐崎の松は、この地から分けられたものとして知られています。

春は桜と松のコラボも見られます。

坂本城跡公園

唐崎神社から坂本城址公園まで、さらに湖岸を走っていきます。

坂本城跡公園

次は、最後の目的地、坂本城址公園です!

唐崎神社から自転車で約8分。


公園の駐車場にレンタサイクルを停めて、散策開始。

明智光秀像

園内には、甲冑を着た明智光秀の像があります。


光秀が築城した坂本城は、琵琶湖の水を引き入れ、高い天守閣を持つ水城形式の城郭であったといいます。

光秀(おとこ)の意地

像の横には、「光秀(おとこ)の意地」という歌の石碑が!


唄っているのは、鳥羽一郎さん。

いったいどんな歌なのでしょうね?

城址公園も東側は、琵琶湖に通じています。


ここから眺める琵琶湖も素敵ですよ!

旅のゴールへ!

比叡山坂本駅

坂本城址公園から坂本観光協会にレンタサイクルを返却し、比叡山坂本駅へ。


この日は、朝10時に自転車を借りて、15時に駅にゴールしました。


「レンタサイクルでめぐる比叡山坂本~琵琶湖のサイクリング」いかがでしたでしょうか?

たまには、こんなのんびり旅も良いのではないでしょうか?


それでは、私が実際に自転車で走ったコースの紹介します。

 

京阪坂本比叡山口

▼徒歩

坂本観光案内所 10:00 レンタサイクルを借りる

▼自転車3分

旧竹林院

▼自転車8分

西教寺

▼自転車10分

日吉大社

▼自転車2分

鶴喜そば(ランチ)12:00

▼自転車2分

滋賀院門跡

▼自転車10分

盛安寺

▼自転車10分

唐崎神社

▼自転車8分

坂本城跡公園

▼自転車10分

坂本観光案内所 レンタサイクル返却 14:50

▼徒歩

京阪坂本比叡山口 15:00

大河ドラマのゆかりの地や各地の神社仏閣、城巡りの歴旅を日々綴っています。

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